中村中という人
昨年の大晦日、恐ろしいほどの才能を知った。
中村中。なかむらあたる。性同一障害であるという。
聞かされなければ、一見したところなかなかすてきな女性。
しかし、歌を聴いて、性同一障害だということとこの人の才能
は一体のものであって、そこのところを知らずしてこの凄まじい
までの才能を理解するのは逆に難しいだろうと思った。
かつてはかなり苦しんだ人なのだろう。そうでなければ、現在
の才能のはじけぶりがつじつま合わない。恐るべし。
ピアノは独学だという。歌う事が大好きだった「少年」が、
声変わりに向き合って歌う事から離れ、その思いのすべてが
ピアノに向かった、しかも独学というところがポイントだ。
正式に習うと、どうしてもクラシックから入りがちになる。
近いところでは、ライブ、コンサートの予定がないようなので、
生を聞くのは先になってしまいそうだ。それが少しつらい。
紅白歌合戦なんてなくなってもちっとも構わない、という持論
の持ち主だった私だが、これだけの才能をポンと出してくること
を考えると、まったくムダな存在とも言い切れぬ。
まだ完全に見捨てることはできないか・・・紅白歌合戦。
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