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2007年11月 2日 (金)

昨日、主治医との会話

今日は、私に、休職が必要と、指示した主治医の診療日だった。

まず、私からざっと体調、症状の話しをした。

主治医「あまり改善ないですね。結局、休むだけじゃなくて、原因を取り除か

     ないことには、どうにも改善しない、ということですね。

     といって、では、原因は何?、ちゅうことなんですけど、僕も、あなた

     自身もよくわかっていない・・」

私「原因はひとつじゃないと思うんですが、私なりの考えをお話してもいいで

  しょうか?」

医師「どうぞ、いくらでも聞きますよ。」

そこで、私は、自分が会社員生活22年の今になって、突如煮詰まってしまった

原因と思われるエピソードを延々と話し始めたのだった。

自分で言うのもなんだが、私は、恐らく、平均的よりは正義感が強い。

日常業務の実態、各種の報告事項に関する経営判断が、微妙に私の神経に

障る。

本当にそれで良いのか?!と、私のコンプライアンスアンテナがビリビリする

毎日が続いていた。もう一本のアンテナ、苦情予知アンテナも、このところフル

稼働していた。長年、苦情を受け続けていると、苦情が来る前に、なまずの

地震予知じゃないが、苦情予知アンテナが反応するようになってしまう。

苦情の中には、反論の余地の無いものも少なからずあり、「ごもっともです、

私もそう思います。」と言えたらいいのにと思うが、「私もそう思います。」とは

立場上言えない。途方に暮れて泣きたくなるときがしばしばある。

そしてまた、会社は、さらに、新たな時限爆弾を製造し始めている・・・・

何年か後、「ごもっともです。私もお客様の立場でしたら、同じことを思うかも

しれません。」と言いたくなるのを堪える日々がまた来る、そして、もしかしたら

これはずっと続くのではないかと思われる。

未来が見えない。先の見通しがたたない。

真剣にお客様本位になればなるほど、ストレスがたまり続ける。

そんな限界ギリギリのところに母の突然死があり、張り詰めていた精神力の

糸が切れたのかな・・・と自分では思っている。

主治医は、二回ほど、目元に手を当てながら、黙って聞いていてくれた。

もしかしたら、一瞬涙ぐんでいたような気もしたが、気のせいかもしれない。

主治医「資本主義は矛盾だらけですよね・・・・」

私「先生は、共産主義者ですか?」

主治医「なんで、そうなる・・・・・」

私「いえ、ちょっと、ポケてみただけです。すみません。企業活動は矛盾との

  妥協の産物だと思います。その中で、それに耐えられない者は去るしか

  ない・・・」

主治医「耐えられないような人こそ、持ちこたえて去らないで欲しいですよ。」

私「なんで?」

主治医「そういう人が、最後の砦になるんです。」

私「・・・・(私は最後の砦かいな・・・、しんどそうやなぁ・・・)」

主治医「もうちょっと、自宅療養していてください。とにかく、あなたは、疲れすぎて

     いる。苦情の嵐にあって、パンチドランカーになっているのかもしれない。」

私「先生、パンチドランカーって、治るんですか?」

主治医「・・・・・・・とにかく、もうちょっと休んでいて。十分な休養をとって、内容を

     詰めるのはそれからにします。とにかく、最低1ヶ月は休むこと。たぶん、

     それ以上になると思うけど・・・・はい、では、次回診察は2週間後。」

主治医と、病気の話をしに行ったはずが、ほとんど会社と仕事の話になってしま

った。私の病原は、会社と仕事にある、と主治医も私も考えが一致していること

はなんとなくわかった。先生がわかってくれているようなので、ちょっとホッとした。

母の死は、トドメの一撃になったことは確かだが、それがそもそもの原因ではない、

と私は思っている。主治医も思っている。

しかし、さすが、私が「天才中年」とあだ名をつけている主治医(東大医学部卒)の

こと、どの切り口からでも、いい味の相槌をうってくれる。

医者と患者じゃなくて、違う出会い方をして、いい話し相手になれたらよかったの

にな・・・・と、思った次第でした。

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