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2007年10月 9日 (火)

亡き友のお母様よりの手紙

つい先日、亡き友人のお母様にばったり出会ったことを書いた。

今日は、もうひとりの亡くなった友人のお母様から、お手紙と季節

の果物が届いた。「お彼岸なので・・・・」と手紙にある。

何気ない文面の行間に、娘を失った母親の、血のにじむような

思いが見え隠れする。

まずい、と思ったときは手遅れで、私は持病のパニック発作をお

こした。呼吸が苦しい。薬を飲んでやっと治まった。

なぜか今週は、いやがおうにも、亡くなった友人たちを偲ぶ

週であらねばならぬらしい。いや、もともと、完全に忘れ去った

ことなどないのだけれど、そういうことだけではダメなものか。

しかし、私は、もう少なからず疲れてしまっていた。

立て続く、大切な友人たちの死。それに続く、母の死。もう、眠る

ことにすら恐怖感を感じるほど精神的に弱ってもいる。

それでも、私は、供養する側であらねばならない・・・・・

私の父は、私が中学一年生のときに病死している。

だから母は、母親であって、同時に大黒柱でもあった。絶対的な

存在、当時の私にとっては、そのようにしか表現できない存在だ

った。だから、大学受験にかこつけて家出したのである。

亡くなった友人は、自分の母を「グレートマザー」と呼んでいた。

「グレートマザー」のパワーの及ぶ領域から脱出したら、日本を半分

以上移動していた、と言っていた。彼女も大学受験にかこつけて家出

もどきをしたのであった。

私たちは似た者同士であった。大学での専攻も近かった。思想信条的

に類似点が多かった。死んでなんか欲しくなかった。

そうだ、死んで欲しくなかった。なんで、死んだ。なんで、黙っていた。

お母様へのお返事は、明日書くことにしよう。

明日、お礼状の書き方の雛形本を参考に、可も不可もないお返事を

書く。そう、心に決めた。

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