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2007年10月31日 (水)

池田晶子さんの書

昨日、初めて池田晶子さんの書物を手に取った。

これまで、お名前は聞き覚えがあるものの、「哲学」という言葉に弱い私は、

「哲学」関係の文筆家と聞いただけで、後ずさりしていたので。

昨日、近所のショッピングセンター内の本屋で「残酷人生論」という題名が

目に飛び込んできてとっさに手に取り、それが池田晶子さんの書だったわけ

で、後ずさりする間がなかったのだった。

適当に開いたページは「死はどこにあるのか」「魂は存在し続ける」と、たまた

ま、私の胸中にクリーンヒットする見出しであったために、これはとりあえず

座って落ち着いて読んでみたい、しかし、ここは三省堂ではなし、と、買うしか

ないか、という気持ちになった。

レジに向かいながら、「ううっ・・・哲学は苦手なのに・・・なんで買おうとしてい

る?」と自問自答するも答えはでず、本能的欲求なのか足はどんどんレジに

向かって歩調を速めており、ついに諦めて買って帰ってきた。

まっ、とにかく、それぐらい「哲学」が嫌いなんです。

しかし、帰宅の1時間後には、熟読の末、読み終わっていた。内容は至って

わかりやすく、哲学とは感じなかった。たぶんそれが、この人が絶賛された

理由でもあるのだろう。

著者の写真を見ると、怜悧な、何かを見据えるようなまなざしをした、かなり

美しい女性である。年齢は、私より少し上ぐらい・・・・

著者紹介の最後は「卓越した論理性と直感力、孤高ともいえる大胆な表現

に期待し高まるばかりなのだ。」と締めくくられている。

この著者の他の作品も読んでみよう、と、思い、アマゾンで検索してみた・・・

そして、著者が、すでに今年2月、癌で亡くなっていることを知り・・・・・・・

私は、なぜか動揺してしまった。また、「人の死」だ・・・・・

別に驚くようなことではない、別に動揺するようなことではない・・・

それはわかっている。しかし、動悸がし始める・・・・パニック発作の兆候。

本を床に投げ出して横になった。

「人の死」に対して、耐性が極端に下がっているのを感じる。

あまりにも、身近な人の死がたて続きすぎたせいなのだろうか?

アマゾンで検索してみつけた著書の中で、比較的出版年月の新しいものを

2冊注文した。2~3日中には届くようだ。

恐らくは、著者が自らに近づきつつある死を見据えながら書かれた著作の

集大成であろうと想像される、その書物が届くのを、今はただ待つのみ。

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